カンテサンスから独立したシェフのクラシカルフレンチ【L’algorithme】白金台

フレンチ
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今回はずっと行きたいと思っていたミシュラン1つ星のアルゴリズムに伺いました。
L’algorithme】は、あのミシュラン3つ星で有名なカンテサンスでスーシェフを務めていた深谷シェフのお店。特徴的なのがドリンクのペアリングで、原則ワインペアリングかノンアルコールのどちらかを頼んで料理が始まります。

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【L’algorithme】のおすすめポイント

L’algorithme】のおすすめは、なんといってもクラシカルな料理と、リーズナブルで秀逸なペアリング
最寄駅からは徒歩10分と少し離れたところにあり、道路に面しておらず注意してみないと通り過ぎてしまうような強気な立地です。
伺った日はカウンター3組6席のみで営業されていて、他のお客さん全員がペアリングを注文していました。わたしはノンアルコールペアリングを、彼はワインペアリングをお願いしました。
がたいの良い深谷シェフは一見強面に見えましたが、お見送りしていただいた時の笑顔や、Instagramで『今週末は可愛い愛娘の発表会のため休みます』と発信しているあたりがとっても可愛くて好きになりました。

【L’algorithme】のお料理

クラシカルな料理を謳っているため写真にするとシンプルな絵に見えますが、素材や火入れの技術のすごさを存分にわかるメニューとなっていました。派手な演出やモダンフレンチが流行ってきていますが、古典的なフレンチが好きな人にはとてもハマる料理だと思います!コースは1種類のみで今回はランチコース¥8000とノンアルコールペアリング5杯¥5500(アルコールペアリング5杯¥7500)をいただいたので紹介していきたいと思います!

Amuse あん肝と竹炭のチュイール/ブータンノワールと米粉のチップス

アミューズから濃厚なあん肝とブータンノワールは最高。乾杯酒のいちごとジンジャーのスパークリングがどんどん進みます。

H .O.V. イバラガニもどきとカリフラワーのムース エビのコンソメ

さっそくオードブルの定番、ムース×コンソメジュレの組み合わせ。ペアリングは中国の緑茶の中でも浅煎りですっきりした緑茶を合わせていました。「カニもどき」と書いてあったので蟹ではないのかと思いましたが、もどきは「イバラガニ」にかかっていて、イバラガニに似た蟹だそうです。ズワイガニよりもリーズナブルに出回っていて手に入りやすいですが、しっかり弾力と蟹の風味があってズワイガニに引けを取らない美味しさでした。下処理と調理方法の賜物だと思いますが‥この種のオードブルって10回くらいおかわりしてこれだけでお腹いっぱいにしたいという夢を抱かせてきますよね。それほどムース×コンソメジュレは間違いないです。

H.O.V. フォアグラ 芋

写真では伝わりにくいけれど、ドンッと盛られた大きなフォアグラ‥セロリは苦手だけれどフォアグラの上に乗っていたセロリの葉っぱは青臭さが全然なくて、むしろフォアグラの脂を中和して最後までおいしく食べられました。そしてフォアグラとのペアリングが奥に少し写っている菊芋と海老のポタージュトリュフかけ!!海老もゴロゴロ入っていて、1品とカウントしてもいいと思うほどの満足感!もはやスープもフォアグラも食べて忙しい!うれしい!(笑) アルコールペアリングのだと赤ワインとのペアリングで、ポタージュはノンアルコールペアリングを注文した人だけなので、彼は羨ましそーうに見てました(笑)

Poisson 神経〆をして3日間熟成させたブダイ

名前からして絶対美味しい魚料理。熟成させた魚って柔らかーくてぷりっぷりで、どうしてこんなに美味しいんでしょう。シンプルで上品なドレッセが、クラシカルというコンセプトを主張してます。バターと黄ワインを使った濃厚なソースが魚に絡まって、一瞬で食べきってしまいました。

Viand 鴨の胸肉のローストとささみ 内臓のソース

魚に引き続きこちらもかなりシンプルなドレッセです。鴨の焼き目も断面もきれいーー。最近よく食べる鴨のソースはオレンジやベリーと合わせているものばかりなので、私にとっては内臓のソースは新鮮に感じましたが、フレンチ的には内臓のソースのほうが古典的なのでしょう。余すところなく使うのは昔の方が根強い気がします。野菜は「タルティーボ」という野菜で、甘くてみずみずしくてとっても美味しかったです。添えられた一口サイズのささみはとっても柔らかくて驚きました。ペアリングはノンアルコールメルローに自家製でシナモンとクローブを加えたもの。甘さがなく渋い赤葡萄ジュースだったので新鮮でした。

Dessert 苺のバシュラン

冬の大定番デザートのバシュラン。最近フレンチに行くとバシュランばかり食べている気がします。バシュランに関しては見た目も味も、ル・スプートニクに勝つのは難しいですね‥

彼がデザートに合わせて、なんと一本の原価が8万円ほどする特選品の貴腐ワインをペアリング。「シャトーディケム」という、貴腐ワインの中でも最上級の格付けがされているものです。こちらは別料金で1杯¥5000でした。私も3口ほど頂きましたが、蜂蜜のようなまろやかな口当たりで、アルコール度数は高めのはずなのにスッと喉を通って身体に溶け込むような感じがお値段異常だなと実感できる味でした。そもそも置いているお店が少ないし、ネットでボトルで買うには高すぎるのでL’algorithmeで飲むことができて貴重な経験になりました。

ミニャルディーズ ミニシューと生トリュフ

まとめ

L’algorithmeの紹介いかがでしたでしょうか。写真で見るとシンプルな料理に見えますが、食材と腕に自信があるからこそできる強気なコースだと思います。そしてミシュラン1つ星を獲得していてランチコース¥8000円、ペアリング5杯で¥5500-¥7500はリーズナブルだと感じました。ノンアルコールペアリングはお茶のペアリングが多いのが少しお得感がなくて残念でした。欲を言えばホットワインとかカクテルとかをもっと入れて欲しかったですが、菊芋と海老のポタージュが美味しすぎて文句は言えません‥アルコールペアリングを頼んでいた彼も、値段の安いワインばかりではなくしっかり良いものを出してくれたと喜んでいました。
クラシカルでカウンター席のみ、さらにペアリングは原則必須ということで、ご一緒した他のお客さんは1組が40代くらいの夫婦、もう1組が60代くらいのマダム2人と、年齢層は高めに見えました。普段使いはなかなか難しい価格設定と雰囲気ですが、カウンターでソムリエと話しながらの雰囲気やクラシカルな料理が好きな方はぜひ記念日やお祝いの際におすすめです。カウンターのみなので2人利用が良いですね。

よく、どうやって予約しているの?と聞かれるのですが、私は普段一休レストランというサイトからレストランの検索や予約をしています。他のサイトよりお得なコースを予約できたり、クチコミも見やすくてオススメです。
L’algorithmeのご予約はこちらからどうぞ
一休レストランL’algorithme
会員登録なしでも予約できるので、ぜひ一度お試しください。

 

店舗情報

店舗名:L’algorithme
住所:東京都港区白金6-5-3 さくら白金102
公式サイト
一休レストラン
食べログ

営業時間:LUNCH:12:00-15:00(13:00 L.O.)
DINNER:18:00-23:00(20:00 L.O.)
定休日:日曜日 月曜日は不定休

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